CYKICKSでは手組みホイールのご要望が多いので、絶対数は少ないですが販売させて頂いている完組ホイールの中でもお問い合わせが多いオランダの「SCOPE cycling」
今回は21年の新型となるR4Dのご注文を頂きましたのでご紹介いたします!
SCOPE cycling社の詳細は前回のblogをご覧いただくとして、新しくなったRシリーズホイールの特徴から。
3種類のリムハイト(30ミリ、45ミリ、57ミリ)、リムブレーキorディスクブレーキの計6種類が選択可能なのは前作から変わらず。
今回はハブがフルモデルチェンジし、フリー機構がいわゆるスターラチェットタイプに変更されています。
これは爪タイプのクラシックな機構に比べてチェーンからホイールへ駆動力を伝える際の接触面が増え、トルク伝達が安定したり部品の破損リスクも少なくなっています。
ラチェットの歯数は標準が36Tで10度のエンゲージメント角度、オプションの48Tなら7.5度までペダルを踏んだ時の遊びを減らすことができます。
ノッチの多い少なはそれぞれメリットデメリットがありますが、36Tの10度というのがロードでは多すぎず少なすぎず使いやすい数値として本家DTswissのスターラチェットでも採用されていますね。
もう一つの大きな変更点はリムプロファイル。
AEAと名付けられた最新の28cタイヤに最適化された内幅21ミリに。このリム形状はSCOPEの頭脳であるデルフト工科大学とシュワルベ社の協力の元設計開発されています。
旧Rシリーズの時のように他社モデルとのベンチテストが公開されていないのは残念ですが、なにか秘密が隠されているのかも??
実測重量はリムテープ 有りでフロント721g、リア851g合計1572gとカタログ重量よりもわずかに軽量でした。
重量を新旧比べるとワイドリム化した事でディスクブレーキ仕様は微増ですが、リムブレーキモデルはひとまわり軽量化されている点は注目ポイントです。
もちろんベアリングは泣く子も黙るセラミックスピードの製造元「SKF」社のSCOPE専用品を引き続き採用し、純正追加オプションでセラミックバージョンも用意されています。(70,400円のアップチャージ)
リムブレーキ用ホイールの新作が減る一方ですが、そんな隙間を突いたSCOPE cyclingのラインナップは魅力的に映る方も多いのでは?
ホイールのアップグレードをお考えの方は一度チェックしてみてくださいませ。
本日はここまで、ありがとうございました。
スポーツバイクメカニック 横山ヨーイチ
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