9月の4周年にあわせて計画を進めていったCYKICKS CYCLING CLUB オリジナルジャージがようやく完成いたしました。ご予約頂いた皆様、大変お待たせいたしました！
個別に到着のご連絡させていただいております。受け取りにお越しくださいませ。
さて、ここからは完成までの道のりをご紹介させていただきます。今回は初となる完全オリジナルグラフィックのジャージという事で（去年のパーカーはベースモデルにプリントだけでした）欲張って2つのデザインを作成開始。
最低ロットに満たないオーダー数だったらどうしよう…と不安もありましたが蓋を開けてみれば予想以上のオーダーを頂け無事に両方のデザインを作成することになりました。
6月にオーダーを締め切りまして注文数を確定、デザインデータも実際に作成するイグナイトショートスリーブ用に調整をしていただき（模型を作ってミニ立体にしてくれたりしました。）7月末には実際のジャージ生地にプリントしたミニサンプルが到着しました。
1校目がこちら。臙脂色のデザインは差し色のグリーンの発色がわずかに鈍いくらいでほぼ問題なしだったのですが、紺色の方が青というよりグレーになってしまっています。
イメージはカンパニョーロのコーポレートカラーである紺色だったので「もう少し青の色味を出して暗く」というようなオーダーで刷り直しをお願いしました。
次に上がってきた２校目がこちら。
デザイン画にかなり近づきましたが色味がちょっとパープル寄りになってしまい、これだと背面の薄い差し色の黄色との対比が綺麗に出ない…具体的に色を口頭で説明するの難しいですね！
混乱を避けるためPCCSやマンセルで色味を指定したのですが、実際の布に転写できる顔料の関係ですべての色が100％再現できないという当たり前の事実に直面。
どうしようかと相談したところ、実際に発色再現可能なPANTONEから近しい色のカラーサンプルの生地を作成いただき、そのなかから一番近い色を選ぶ事でイメージに限りなく近いジャージを作成することに。
ということで1か月の色味調整の甲斐あって9月の4周年に合わせてCYKICKS CYCLING CLUBジャージの完成となりました！
今回のようにオリジナルデザインのオーダーを形にする場合、色味によっては1発OKでスムーズにいくのでしょうが、今回のように思わぬ課題が潜んでいる場合もあります。
画面上のグラフィックデータから現実世界の「モノ」に変換する際の難しさを痛感した1件となりました。
そんな時は国内生産であることや担当のデザイナーさんが付いてくれることでやり取りがスムーズであることは大切な要素だな～と改めて思った次第です。
根気強く何度もやり取りいただきましたパールイズミのオーダー担当の矢作さま、実際の縫製や配送に携わって頂いた皆様、そしてご注文いただきましたCYKICKS CYCLING CLUBの皆様ありがとうございました。
S、M、Lの基本3サイズはサイズサンプルとして現物を店頭にストックしてありますので「買い逃した！」「現物を見てみたらやっぱり欲しい！」というお声ありましたらお寄せください。リクエストが溜まりましたら2ndロットの作成を行いたいと思います。また、別デザインのオリジナルジャージの相談などもありましたらお手伝いさせていただきますのでお声がけくださいませ。
本日はここまで、ありがとうございました。
CYKICKS CYCLING CLUB 横山ヨーイチ
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