本日ご紹介するのは現在コルナゴの主力モデルとして勝利を量産している名作「V3RS」の初代となる「V1R」です。
カーボンバイクであっても伝統的なクロモリバイクと同じラグ構造のフレームを貫いていたのがコルナゴでした。
しかし時代の流れからか、ハイエンドクラスのモノコックタイプフレームである「M10」を2011年に販売開始したところから時流に乗ったVシリーズと伝統的なCシリーズの2本立ての基礎が出来上がりました。
その3年後の2014年ツールでデビューした「V1R」はエアロダイナミクスを追求するため、長年のカーボンテクノロジーパートナーだったフェラーリ社のバックアップとともに現代的なフラットバック形状やダイレクトマウントブレーキを採用し、エアロ化と軽量化を同時に果たしたモデルです。
V1Rから採用されたコルナゴ独自のスレッドフィットBBカップはカーボンフレームに直接BBを圧入するのではなく、ねじ切りのアルミのカップを取り付ける事でプレスフィットタイプでありつつシェルを交換可能にしている仕組みです。
意外と緩みやすいので組み付け時には専用工具で組み直しを。
ヘッドパーツについても頑なにゼロスタックタイプを貫き、ベアリングカップをフレームと別体にしています。
こうする事で負荷のかかるベアリング受けを交換可能にし、万が一のトラブルがあってもフレームの寿命をのばすことができます。
V2以降ブレーキがシートステーに移動したので、この綺麗なバックフォークはV1ならでは。
ちょうどコルナゴジャパンのダイレクトストアでホワイトデザインのハンドルステムがセールになっていたのでこちらをチョイス。
一時期はホワイトのハンドルステムが各社から出ていましたが、固定力の問題や変色、傷などの問題で殆どが終売になってしまっているので貴重なパーツです。
コクピットが全てホワイトで揃った清潔感あふれる個性的なカスタムに仕上がりました!
コンポーネントはR91デュラエースでダイレクトマウントブレーキのみ入手しやすいR92型にて。
今回はお店でご用意できないコンポーネント、フレームをお持ち込み頂き、仕上げさせて頂きました。
CYKICKSは自転車屋ですが車体や部品がスムーズに販売できないという期間がしばらく続いており、パーツのお持ち込みなどでお客様には諸々ご不便おかけしております。
お持ち込みでの作業や国内流通品のご予約、代用品のご提案などでお手伝い出来る事ありましたらお気軽にご相談下さいませ。
本日はここまで、ありがとうございました。
スポーツバイクメカニック 横山ヨーイチ
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