スポーツバイクの入門に最適なクロスバイク。今までCYKICKSで新車をお出しした台数でも1,2を争う人気の車種です。
今では当たり前となったクロスバイクですが、歴史を紐解くと1980年代後半に一大ブームとなったマウンテンバイクを発端にし、沢山の人が目新しいオフロード車を手に入れてはみたものの蓋を開けてみれば実際の利用方法はアスファルトの上を移動するばかり。
ブロックタイヤやサスペンションは過剰な装備となってしまうため、街中の移動を中心に考えた結果マウンテンバイクのワイドなギア比はそのままに、ロードバイクと同じ700c規格のホイールに30ミリ前後のタイヤを装着した「ハイブリッドバイク」又は「クロスオーバーバイク」と呼ばれる車種に変化していきました。
これが現在のクロスバイクの起源にあたるのかなと思います。
そのため一言でクロスバイクといっても解釈が幅広いので、ロードバイク寄りのフラットバーロードや最近ではMTB寄りのフラットバーグラベルなんかも登場しています。
クロスバイクの詳しい分類は過去のblogをご覧ください。
今回はそんなクロスバイクのなかでもCYKICKSイチオシのメリダ クロスウェイ300-Dをご依頼いただきましたのでご紹介いたします。
クロスウェイシリーズはマウンテンバイクベースの構成になりますので、安定感があり前傾姿勢がキツくない、はじめてスポーツバイクに触れるという方でも安心して乗りこなせるクロスバイクです。
部品構成はアルミフレーム、スチールフォーク。コンポーネントはシマノのアルタス8速と油圧DISCブレーキを装備していてタイヤは32ミリ幅です。
特に他社の同価格帯クロスバイクと比較するとフロントフォークがしっかりしている印象で、DISCブレーキのパワーに負けない挙動の素直さが良いなと思えるポイントです。
さらに特徴的なのはメリダ得意のアルミチューブ変形技術(TFS)により複雑に加工されたダウンチューブとトップチューブ、チェーンステー。
切削や溶接加工をせずアルミチューブを任意の形に変形するこの技術により、ブレーキをかけた際やコーナリング時のチューブの変形をコントロールすることで挙動が安定し、はじめてのスポーツバイクでも怖くない挙動になっています。
そんな素性のクロスウェイを今回はデイリーユース仕様にカスタムして納車させていただきました。
注目のポイントはシマノの最新8sコンポ「ESSA」のフロントシングルクランクにチェンジしたところ。
ギア比は名古屋の街中で移動するのに十分と判断されて1×8の構成となりました。
このグレードでチェンリングはちゃんとナローワイド形状のDCE+規格なのでチェン落ちの心配もしなくてOK!
ESSAは従来の7s、8sコンポとチェンやスプロケットの互換性があり、クロスウェイの標準BBもESSAクランクの推奨となっているシマノBB-UN101 のため、そのままクランクのみ交換できるという気軽さも◎
フロントメカとワイヤー、単体で1㎏を超えるトリプルクランクを取り外して400g程度の軽量化となりました!
チェンリングガードも付いてモダンでクリーンな外観になって素敵ですね!
実用バイクに必須の専用フルフェンダーにキックスタンドも装備して完成です。
個人が手に入れることのできる「最も身近なモビリティ」としての側面とホビーとして楽しめる「スポーツバイク」の側面をもつクロスバイク。カスタムの仕方によってオーナーさんの好きな塩梅に実用とスポーツの味付を調整できる懐の深い自由な自転車です。
最初は「移動の手段として」で構いません、人力で進む自転車という乗り物の魅力に1人でも多くの方に気づいていただけるようにお手伝い出来ればと思っております。
購入やカスタムのご相談ありましたらお声がけくださいませ!
本日はここまで、ありがとうございました。
スポーツバイクメカニック 横山ヨーイチ
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