今回はリムブレーキ練習用のホイールを、というご依頼でリム、ハブをお持ち込み頂き組立いたしました。
リムは手組定番のTNI AL31Wリム。19cのワイドリムかつチューブレス対応の490g。
ハブはシマノのRS400シリーズです。
RS400はティアグラグレードに該当するハブなのですがフリーは11s対応のいわゆるHG-L規格。
時間が経つにつれ互換性が複雑化する一方なので混乱しがちですがシマノフリーは下記のような一覧で確認することができます。もしホイールやカセット移動をする機会があればご確認ください。
RS400ハブは現状シマノ製で手に入る唯一の28H仕様のハブでペア10,000円以下、ブラックとシルバーも選べる使いやすいハブなのでリーズナブルに手組みホイールを用意するのに最適な選択肢です。
シマノお得意のカップアンドコーン仕様なのもメンテナンスをしながら長く使えて良いですね。
スポークは定番のDTチャンピオン、真鍮ニップルでフロントは2クロス、リアは3クロスにて。
部品お持ち込みなので正確な金額は分かりませんがトータルでペア40,000円を切る価格で完成です。
完成車付属に多いシマノの完組ホイールWH-RS100がペア25,995円(税込)で(随分値上がりしましたねぇ)近しい重量になるのですが、リム幅が17ミリと設計が少し古いので約1万円UPしてでもさらなるワイドリム化やチューブレス化、リムハイトの変更したいなどの希望がある場合は今回のように手組でのご提案が最適になりそうです。
さらに少スポークのホイールをシマノハブで組みたい場合の裏技としてWH-RS100をバラして20H、24Hのシマノ製カップアンドコーンハブを入手する方法もあります。新しく購入するなら割高になりますが、死蔵しているRS100があればチャンスですね。
という事で今回は部品お持ち込みでリムブレーキ用ホイールを手組させて頂きました。ご依頼ありがとうございました！
2024年のblogはこれにて最後となります。今年もおかげさまで沢山の業務日誌を更新することができました。全てのお仕事を紹介することはできませんでしたが、掲載の許可を頂いた皆様 、blogに登場して頂いた皆様ご依頼ありがとうございました。
そしてお渡ししてからまだ初回点検をさせて頂いていないお客様方、点検費用はかかりませんのでどうぞお持ち込みください！
来年もどうぞご贔屓くださいませ。
相変わらずホイール組のお仕事をどかっと頂いていますので年末年始と黙々と仕上げていこうと思います。
本日はここまで、ありがとうございました、
スポーツバイクメカニック 横山ヨーイチ
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