ビアンキ スペシャリッシマの組立ご依頼を頂きました。

久々となります組立ご紹介の記事です。6月はありがたいことに沢山の作業のご依頼を頂き、なかなか作業のご紹介出来ませんでした、御贔屓にしていただきありがとうございます!

さて、本日ご紹介するご依頼はビアンキのトップグレードであるスペシャリッシマ。フレームセットをお持ち込み頂き、コンポとその他の部品の選定、調達と組立をさせて頂きました。

スペシャリッシマはビアンキの最高級グレードではありますが、選手の乗るオルトレシリーズとは異なり「偉大なる普通のロードバイク」とも評され、レースバイクでないハイエンドという稀有なカテゴリーに属するフレーム。他のマスプロ品ではコルナゴのC68くらいしかないのではないのでしょうか?オトナな選択肢です。

フレームセットで70万円近いプライスタグが付いているにもかかわらず、27.2mmの丸型ポストにシンプルなフレーム造形。キャッチーなエアロ形状やギミックは一切なく、唯一現代風な点がブレーキケーブル内蔵というだけの着飾らない姿。

これが北米ブランドならばセールス担当から「売れない!」とNGが飛んできそうなフレームですね。

地面からの微振動を80%減少するというビアンキのハイエンドのみに採用される「Countervail®(カウンターヴェイル)」(特許取得品)のCVロゴがさらっと入ります。

自転車界最古参かつ現役でもあるビアンキだからこそ、このスペシャリッシマのような飾らない王道ロードレーサーが送り出せるのでしょう。

今回組み合わせたコンポは価格と性能のバランスに優れたR71系Di2にて

無線となった12sシリーズのおかげで変速ケーブルがなくなり完璧にクリーンな外見がそのスタイルを際立たせてくれます。

ビアンキのアイコンであるメタルヘッドバッジの眺めもよくなりました

105Di2はリモートスイッチが無かったりカセットの選択肢が非常に少なかったりしますが無線接続、油圧DISCブレーキというキーテクノロジーはデュラエースやアルテグラを引き継いでいますので価格以上に満足度が高いバイクになったかと。

無線ならダウンンチューブから変速ケーブルが出てしまうのも回避できてGOODです!

ホイールは性能面で過不足のない、アップグレードの定番アルミホイールZONDA DISCをチョイス。

タイヤは耐久性を重視したアジリストDURO 28Cにて。

唯一無二のシルエット「G3組」の格好良さは言うまでもなく、チューブレス運用を考えない方にとってはいまだに十分な性能かと思います。カンパニョーロ製品という事もあり補修部品の入手性や整備性の高さといった目に見えにくいソフト面の安心も手に入ります。

バイクの印象を決めるサドルとバーテープはチネリ「ファンタジーリボン」にサンマルコ「リーガル」というご依頼主さまのこだわりチョイス!

合わせるのが難しそうな個性的な柄ですがうまくまとまりました。

ちなみにこの価格帯でもDISC台座はフェイシング処理してあげないといけません。

小さい四角で塗装マスキングするのはなんでなん…
たったこれだけですがDISCブレーキのタッチは劇的に改善する大切な作業です。

今回ご紹介のようにCYKICKSではフレームお持ち込みでの自転車組立も承っております。

お買い得によさげなフレームを入手したり友人からおさがりをもらったりしたけど実際乗れるようにするまでに意外と手間や時間がかかってしまうもの。

何とかかたちにしたい、というご要望に可能な限りお手伝いさせていただいています。自転車組立に関してご相談などございましたらお問合せフォームまでどうぞ。

本日はここまで、ありがとうございました。

スポーツバイクメカニック 横山ヨーイチ

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