メリダ スクルトゥーラエンデュランス300の試乗車をご用意いたしました

CYKICKSにご来店いただきMERIDAバイクについてお話をさせていただいているお客様には耳タコでしょうが登場以来ずっと「いいぞいいぞ」と言い続けているバイクがスクルトゥーラエンデュランス。

スクルトゥーラエンデュランス300は過去に試乗車をご用意していた4000シリーズの末っ子として2022-23モデルで登場したシリーズ初のアルミフレームモデル。

最高のツーリングバイクをお探しのサイクリストの皆様にはフルカーボンのスクルトゥーラエンデュランス4000を断然お勧めするのですが、スポーツバイク最初の1台にしては価格が374,000円(税込)とハードルが上がりすぎてしまった感があります。※デビュー年は317,000円でした。

そこで新たに発売された「スクルトゥーラエンデュランス300が初めてのドロップハンドル車になりえるのか」を焦点に昨年の2024モデルディーラーミーティングで試乗をし、価格と性能のバランスから「今から推すならこれしかないだろ~」と思っていたところ2024モデル発売にともない22-23カラーが公式アウトレット価格202,400円(税込)で販売がスタート!満を持して試乗車の導入となりました。

公式アウトレット一覧はこちら↓↓

試乗車のサイズは47、トップ524mm、リーチ366mmなので適応身長は170cm前後の方くらいです。

スクルトゥーラエンデュランスが通常のスクルトゥーラと異なるのは大きく2点。

●アップライトな姿勢を無理なく取れるショートリーチ、ハイスタックなジオメトリ。

●ロングホイールベースと幅広32cタイヤによる安定感と快適性。

ハイスタックなロードバイクの良いところとしてはライド後半の疲れてきた状況でも下ハンドルをさっと握って安心して下りに入れるところでしょう。

ディスクブレーキと相まって「怖い」と感じずに走りを楽しめるのはスポーツバイクに大切な要素かとおもいます。フロントセンターもグラベルロードほど長くなくオンロードで前輪から体重が抜けにくくなっているのも安心感がある要因かと。

カーボンフォークは上位モデルと同じCF3カーボンであり、メリダではアルミフレーム初となるケーブル内装タイプの最新設計です。

クリーンなルックス!ステム交換も簡単にできます。

レーシングモデルであるスクルトゥーラのアルミフレームモデル(700、400、200)はまだアップデートが入っておらず半内装式なのでエンデュランスが先行しています。

今年デビューしたSILEX400の登場とあわせてみてもレース系フレームはカーボン、非レース系フレームがアルミといった感じでメリダの「アルミフレーム」に関する姿勢がよりホビーライダー向けになっているのかもしれませんね。となるとレース系アルミフレームって今後出てくるのでしょうか?

フルカーボンの4000ほどではありませんが(4000のフワフワ感は異次元!)極細のリアバックによる快適性は十分ですし極太のヘッドチューブ~ダウンチューブによる硬さが同居した素直で扱いやすい走行感覚は初めての乗車でも長年連れ添った愛車のような安心感があります。もっと快適にするならカーボンシートポストやチューブレスタイヤの導入で更なるアップデートも可能です。

ということでせっかくなので組直しついでに分解してみました。

気になったフレーム単体の重量は1631g、フォーク445gでした。

ヘッドチューブ内には内装ケーブルへのダメージを防ぐ樹脂製プロテクターが仕込まれています。ケーブル内装アルミフレームならではの気遣いですね。

過去に測ったエンデュランス4000のフォークが399gだったのに対して+50g。

CF3フォークと記載されていますがおそらく実質別物でしょう、昨年のディーラーミーティングの試乗で感じたフォークの力強さを裏付ける重さです。メリダのステルスアップデートは毎度のことですがアピールしない不器用さは我々販売店などが補いたいものです。

フレームはBB付属状態で測ったので実測は1550gほどでしょう、超軽量を目指すバイクでは無いですしグラベルを常時走るほどの耐久性も要らない、現実的な安心と軽快さを両立できる範囲の重さかと思います。

コンポーネントはティアグラで装着されている10sの12-28Tのカセットはこのバイクを選ばれる方に不必要そうな無駄なギア(11t)がなく12-13-14-15-17-19-21-23-25-28と綺麗なギア構成。

レバーもST-4725ショートリーチ仕様でしたのでレバーへのアクセスが容易で操作しやすい形状です。

ティアグラグレードなので105にくらべカセット、チェーンのランニングコストも低く耐久性は11sや12sより優れるのが美点ですね。KMCのEPTチェンなど、錆びにくいものと組合わせれば最強通勤バイク運用もできそうです。

ちなみに完成車の実測重量は9.7㎏くらいでした。

最も楽しんでいる人口の多いツーリングやロングライドを始めるのにベストバイなスクルトゥーラエンデュランス300。最新のアルミロードとしてDISCロードに乗った事のない方もその安心感を是非一度試乗体験いただきたい1台です。試乗のお声がけお待ちしております。

本日はここまで、ありがとうございました。

スポーツバイクメカニック 横山ヨーイチ

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One Response

  • […] エンデュランス300はメリダのアルミフレームの最新作で進む、止まる、曲がるに不満は全く無し!軽さを追求すればキリがありませんがそこはホイールの力でなんとか誤魔化せたかな?アップライトなポジションなので一般人の自分にはちょうど良く余裕を持ってライドすることができました。地味な点ですが標準のギアコンビネーション(12-28t)がちょうど良いです。スクルトゥーラエンデュランス300の詳細は過去のblogにて! […]

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