CYKICKSで頻繁に組ませていただくHplus SONのミドルハイトのアルミリムであるAT25。今回はリムブレーキ仕様のロードフレームを新たに組み立てるという事でホイールのご相談いただき、納めさせていただいたホイールのご紹介です。
昨今、完組ホイールはどこも大幅な値上げで予算オーバーだったり用途がレース用や入門用に極端に分かれてしまっていたりと「ちょうどいい」を見つけるのが難しくなった印象。かといって中古はコンディションが分からないし、とくにリムブレーキは摩耗もあって厳しいですね。
そんな背景もあって今回は細かな融通が可能な手組ホイールを選択いただきました。
現在手に入りやすいロード用リムでメジャーなところは前回blogでご紹介したCX24(435g)をはじめ、OPEN PRO UST(430g)、RR411(435g)、AL22W(445g)、R90SL(455g)などなど。軽いものはナローリムだったり高価だったり、ホール数の選択肢がなかったりで断念。※人によっては上記のリムたちが大活躍するのが手組ホイールの面白いところ!
それらと比較するとAT25は実測重量が約470gと重量級なのですが、それゆえの剛性と耐久性が保証されており24ホールの設定があって内幅18ミリ、高さ25ミリの溶接リムで11,000円(税込)とバランス良し。
という事で今回はAT25でホイールを組むこととなりました。
ハブはいろいろ候補に挙がりましたが24Hであること、入手の納期と価格を相談した結果、TNIのSIX60ロードハブに。
フランジ寸法の関係でスポークテンションの左右差がかなり生まれてしまうハブなのでここはオフセットリムを使いたいところなのですが今回は先にリムが決まっています。
スポークで何とかスポークテンションの左右差を整えるようにドライブサイドにチャンピオン、反対側にCX-RAYという太さが大きく異なる2モデルを選び、左右差は何とか…といったところに着地できました。
最終的にはご予算内の6万円台でF719g、R869gのペア1588gと狙い通りのホイールに仕上がりました。
バイクが完成したら是非拝見したいところです。
AT25は穴数が24,28,32とおおよそカバーしておりカラーは3種類。どれもブレーキトラックと同色なので細めのDISC用ホイールとしても組めそうです。
AT25はCYKICKSでは珍しく常時在庫(現在はブラックの32H、グレーの28H)していますのでこのリムで組んでみたい!という方はご相談くださいませ!(もちろん別仕様のお取り寄せも可能です。)
本日はここまで、ありがとうございました。
スポーツバイクメカニック 横山ヨーイチ
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