本日はCYKICKSイチオシのボルト「βチタニウムボルト」のご注文とあわせて店頭在庫分も補充してみましたのでご紹介いたします。
ボルトは自転車を構成する最小単位であり人間でいう細胞のようなもの。
ボルト無しでは自転車が成立しないような重要な部品ですが、大小さまざまなボルトが大量に使われているので1本あたりの単価が製品価格にダイレクトに反映されてしまい、今回ご紹介するような高価なチタン製ボルトはデュラエースやスーパーレコード、DOGMAなどコスト度外視の最高級品のそれも特に効果的な一部にしか採用されていません。
そもそも航空機や宇宙産業、軍需産業向けのスペシャルな製品です。
興津螺旋さんのβチタンボルトの魅力は特徴は過去のblogをご一読くださいませ。
ということで今回は過去にご紹介したのと同じく室内トレーニングなどの影響でステム周りのボルトが激しく錆びてしまったため、チタンボルトの「錆びない」という特性を生かすため導入いただきました。
特に汗やドリンクなど水溶性の汚れの影響を受けやすいステム周りやボトルケージ固定ボルトはチタン製のボルトが活躍する箇所ですね。
今回選んでいただいたのはカラーアルマイトのないシルバーカラー！
ちなみに前回（21年9月）blogでのご紹介時に導入頂いていた、別のお客様のバイクをたまたまオーバーホールにてお預かりしていたので約1年半経過したボルトの様子を確認してみると…
汚れの付着もかなり少なく、βチタンボルトの特性が発揮されたおかげでゆるみも全くでておらずボルトのコンディションは◎
気持ち色味が薄くなったかな？という程度で、当たり前ですが錆などは全く発生しておりませんでした。
錆びたボルトは外観が損なわれるだけでなく、強度も低下してしまうため気が付いたタイミングでチタンボルトでなくても新しいものに交換することをお勧めしています。
現在の価格は昨今の物価高騰を受けて若干の値上がりがあり1本1370円～（M5小頭10ミリ）2,320円（M6 小頭40ミリ）となっております。
錆びないだけでなく極めて緩みにくく、かつ軽いという自転車にぴったりな特性をもつチタンボルト。
その輝きはまさに画竜点睛。小さなピースに愛車のコンディションを長く美しく保つための最後の仕上げにふさわしい機能が詰まっています。
最後は興津螺旋さんのボルトの出来上がるまでの様子をご紹介。完全にコントロールされたものづくりのプロセスは見ているだけでついつい時間を忘れてしまいます。
交換、組み換えのご依頼はお電話または下記お問合せフォームよりどうぞ！
本日はここまで、ありがとうございました。
スポーツバイクメカニック 横山ヨーイチ
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