本日はR7000系の105完成車としてお乗りいただいていたピナレロ、GANのDi2への組み換えをご依頼いただきましたのでご紹介いたします。
GANは本国にはラインナップとして残っていますが、国内展開は2021年モデルが最後となったDOGMA F8をベースとしたT600グレードカーボンを採用したエアロロード。
価格帯としては現行PARISにとってかわったかたちですが、GANのジオメトリはDOGMAと同じロードレーサーならではのものなのでハンドル落差や各チューブの形状、シャープさが攻撃的で美しいシルエットです。
今回は同じ11sのアルテグラR8050シリーズをチョイスいただきSTI、FD、RDの最小構成を変更してのDi2化です。
アルテグラのリアディレイラーはGSが用意されていますので、同時に11-34のワイドスプロケット化も行いました。
ハンドル周りはレックマウントのジャンクションAアダプターを採用してケーブルルーティングをスマートに。
追加でブルートゥースユニットを追加いただきましたのでガーミンの大型ディスプレイでDi2バッテリー残量やギア比、シフトモードの確認ができるようになりました。
昨年の夏にご依頼いただき、納期約1年かかっての組み換えとなりました。大変おまたせいたしました。
入手できる部品の幅が狭くなってしまっているので、これから需要が細るであろう11SのDi2コンポですと今からのオーダー分はまた1年以上かかってしまう見込みです。
長期にわたって販売されてきて現在も相当な台数が市中で乗られているはずのシマノ11sに対応するDi2部品は今後もしばらく需要がなくならないと思うのですが、なんでこんなに流通が渋いのでしょうか…?
シマノさんの動向を見ていると今お乗りの11sリムブレーキバイクを電動化できるタイミングとしてはそろそろ最後のチャンスとなりそうなのでご決断はお早めにどうぞ!
と、話は変わりまして先日PINARELLOの2023年モデル展示会に足を運んでまいりましたので少しご案内をさせていただきます。
ピナレロの2023年モデルは近々で生産予定が立っている車種がDOGMA Fだけという事もあり、実車展示はFの23年追加カラーだけでしたが、期待を裏切らないオーラをまとった痺れるカラー達でしたのでご紹介させていただきます。
全体が見れる本国のDOGMA F最新ラインナップサイトはこちら→PINARELLO.com
例にもれずFも23年分は10月1日より44,000円の値上げが発表されておりますので、ご検討中の方は是非とも9月中にご成約いただく事をお勧めいたします。
ちなみにフレームセットはリムブレーキバージョンも選択可能、また通常完成車はD402 SUMMIT REDカラーのみの展開ですが9月中ですと今回発表された7色での完成車オーダーも可能となっております。
その他ラインナップの情報解禁、ご予約開始が始まりましたら改めてご紹介させていただきます。
本日はここまで、ありがとうございました。
スポーツバイクメカニック 横山ヨーイチ