CYKICKS select ホイールを組んでみました。

需要があるかどうかは?ですが、とあるハブの在庫が国内最後の1つだという事だったのでクラシックなオールシルバーの手組みホイールとして仕立ててみました。

そんなホイールの中心となるハブはメイドインイタリーの老舗コンポーネントメーカーであるMICHE社のracingBoX RG2ハブ。

MICHEはカンパニョーロより古い1919年創業のイタリアンブランドということもあり、貴重なシルバー仕上げのカンパニョーロ用ハブが最近までラインナップされていました。

現在はホイールを中心に、ピスタ、ストラーダ、MTBの3ジャンルのコンポに加え、SRM社との協力でパワーメーターなども開発していたりします。

現在流通するカンパのエントリークラスホイールがシロッコだけになってしまいましたので難民になっているであろうカムシン派の方に向けての構成です。

racingBoX RG2は初期の頃はハブの一部に赤のアルマイトが入っていたので少し煩かったですが、最終ロットはブラックになったので一気に大人しい印象になりました。

ハブ構造は今はなきカンパニョーロのケンタウルグレードのハブに非常に近く、シールドベアリングですがあたり調整機構が備わっています。

2本の六角で調整します。

フリーボディの爪やバネもそっくり…あれ?

リムはキンリンのローハイトリムであるXR-19W。

内幅15ミリですのでひと昔前の23Cまでに対応したフレームにベストマッチです。アメサイドのヴェロフレックスやコルサなどのオープンチューブラーがきっと似合うはず?

400gちょっとという軽量リムですが、ハトメがありつつ他に無いくらいなかなかしっかりしているかと思います。

スポークは安定のDT swissのコンペティションシルバーとブラスニップルにて。

重量はF813g、R974g。

トータル重量は1787gとそこそこありますが、完成車付属のホイールよりひとまわり軽いですし32Hでリムは軽量クラスなのでツーリングなどにちょうど良い仕様となっております。

お渡し価格は40,000円(税込)、1ペアかぎりです。

CAMPAGNOLO – 9 / 10 / 11 speed対応

しばらく売れなければケンタウルのシルバー仕様などで1台クロモリバイクの在庫が生えてきそうです。

本日はここまで、ありがとうございました。

スポーツバイクメカニック 横山ヨーイチ

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