サルサは「adventure by bike」をキャッチコピーに持つ1980年にガレージメーカーとして誕生したMTB創成期からの老舗ブランドのひとつ。
カスタムフレームとクロモリステムから始まったサルサは97年に世界最大の自転車問屋であるQBPグループに所属。業界的に大きな後ろ盾ができた事で他社とは一線を隔す個性的なバイクの開発、製造をする事ができています。
QBPに所属するその他のブランドとしてはサーリーやオールシティなどがありますが、それらのブランドよりもさらにバリエーションが多く、コピーの通り「アドベンチャー」にフォーカスしたバイクになっている事が特徴です。
他にもサルサがグラインデューロのメインスポンサーを行っていたりするのは「グラベルロード」という言葉がこの世になかった頃からグラベルロードに限りなく近いバイクをズラリと展開していたため。この流れを掴み、近年のブームによって北米でのシェアをググッと伸ばしてきている様子です。
そんなサルサバイクの最も大きな個性が「オルタネータドロップアウト」と呼ばれる究極の拡張性を持ったフレーム機構。
左右のプレートを交換する事でほぼ全ての規格のリアホイールに対応し、ホイールベースまでも調整することが可能なためシングルスピード化もOK。
自転車いじりの好きなタイプのライダーには嬉しくなる機能です。
今回もファーゴ が持つこの機構を活用して142×12ミリスルーから135ミリQR規格に換装して、眠っていたホイールを取り付けて街乗り仕様に組み立て直しをいたしました。
ブレーキはマグラのMT4、コンポはSRAMのNXイーグルのカセットを使いシマノボディで12s化しています。
近年は高価格帯モデルだけでなくグラベルロードのジャーニーマンやMTBのレンジファインダーなどのエントリーモデルの展開も増やしてきており、日本でもディーラーが増えていきそうな予感です…😉
見ていて飽きないラインナップを是非チェックしてみて下さいませ→サルササイクルス
本日はここまで、ありがとうございました。
スポーツバイクメカニック 横山ヨーイチ