S-WORKSターマックSL7にROTOR ALDHUの組付け依頼を頂きました。

今回は新しく購入した完成車のクランク長の変更をというご依頼。

車体はロードバイク界のアイドルS-WORKSターマックSL7!

せっかくのハイエンドバイクですのでフィッティングも合わせたいのは当然の事。そんな希望を満たすためご注文頂いたのはROTORのALDHUシリーズです。ALDHUは楕円チェーンリングのQ-ringsを一躍メジャーパーツに押し上げたROTORの看板製品。

今回は純正コンポと同じ真円タイプのリングをチョイス

そもそもROTORは人体におけるペダリング運動を研究するマドリード大学の研究から始まりました。

研究開発ではギアボックスを組み込んだ特殊フレームなどが制作されましたが、ROTOR社として販売可能な製品は偏心BBを搭載し、可変クランク長を持つ「RCK」から始まり、2005年発売のQ-ringsにより楕円リングが一気に普及していきました。

以降はパワーメーターや油圧変速コンポなど意欲的な製品を開発し続ける同社ですが、2018年にデビューしたALDHUシリーズはペダリング研究の集大成とも呼べる製品。

MTBコンポでは当たり前となったダイレクトマウントタイプのチェーンリングを採用しているALDHUは希望のアーム、アクスル、チェンリングを選べ、セミオーダーのような形でクランクをカスタムできるところが特に優れていると言えます。

効率と変速性能を両立したダイレクトマウント式のチェンリングはダブル、シングル、楕円、ラウンドが選べるうえ歯数もダブル5種類、シングル9種類と豊富。

※楕円について更にマニアックな情報は公式サイトにて→ROTOR

アクスルはオフロードコンポに対応したチェーンラインオフセットバージョンや24ミリ径も有り。

なにより選べるクランク長が150ミリ〜175ミリの8種類!

今回はバイクフィッティングの結果から150ミリをチョイス頂きました。

ターマックSL7のBBは安心安全のねじ切りタイプ!なのでBBの交換も簡単でよいですね。

という事組付け完了!

純正コンポに勝るカスタマイズ性と、ひけをとらない高い品質を持つROTOR製品で今以上に「自分らしいバイク」に仕上げてみませんか?

軽量化の達成はもちろんギア比やクランク長など、痒いところに手が届いて気持ちいいですよ〜

先日、新型R9200シリーズ12sに互換性があることが発表されていますので組換派の人も一安心ですね!

CYKICKSではお持ち込み車体のパーツ交換、カスタムなども幅広くお受けしております。ご相談などございましたらお問い合わせフォームよりどうぞ。

本日はここまで、ありがとうございました。

スポーツバイクメカニック 横山ヨーイチ

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