アグレッシブデザインはチェーンオイルでおなじみワコーズの化粧品ラインの名称。
スウェットプルーフ・サンプロテクトなんて言う聞きなれない製品ですが、製品自体はいわゆる「日焼け止め」です。ただし国内ケミカルのトップメーカーが全力で振りかぶって投げたこの製品はただの日焼け止めではありません。
ということで製品のご紹介です!
- 日焼けがパフォーマンスにもたらす影響
そもそも日焼けとは紫外線によって皮膚が炎症を起こしているやけど状態。
体はその皮膚を治そうとするため、本来内臓や筋肉に回したいエネルギーを皮膚にも持っていかれることでパフォーマンスが低下してしまいます。夏場にどうも疲れがとれないなぁなんていう心当たりありませんか?その原因は日焼けかもしれません。
皮膚組織はまとめると体重の約16%もの質量がある「人体最大の臓器」ともいえますので、 ここ皮膚が炎症をおこしているとどれだけのエネルギーが持っていかれているか想像しやすいかと思います。
- 誕生したアスリート向けサンプロテクター「ファイター」
そんなパフォーマンス低下を防ぐためにプロアスリートは本気で日焼け止めを使うのですが、自転車用途となるとどうしても長時間の走行で流す大量の汗と皮脂 で流れていってしまいます。
そういった現場の声を受けて開発された「ファイター」は大量の汗をかいたり水をかぶる事のあるサイクリングにぴったりの「汗」プルーフ仕様の日焼け止め。落ちないので塗りなおしの必要もなく、溶けて目に入って痛いなんて言うこともありません。
そのうえ皮膚呼吸を十分にさせつ汗で流れないという絶妙なバランスで出来上がっていますので用法を守って使う限り実質パフォーマンスは他の市販日焼け止めの比ではありません。
ちなみに指先などについたファイターは汗で落ちないすべり止めの役目も持っているのでブレーキレバーの操作もしやすくなるんですよ…機能てんこ盛りですね!
ファイターの販売形態はレギュラーサイズ、ミニサイズの2種類。 ミニサイズは専用クレンジングとのセットパッケージもありますので最初のおためしや遠征や旅行などにも最適。
- 汗プルーフの秘密
普通の日焼け止めに使われている脂肪酸は石鹸や汗で簡単に流れてしまうため、沢山汗をかいてしまうとどれだけSPF値(紫外線を防ぐことのできる力の値)が高くても十分に機能しません。
ファイターは「クレンジング剤でしか落とせない」という不便さをあえて採用。脂肪酸を使わない設計にすることで「汗でながれない」を実現させています。
SPF値が高いのにしっかり皮膚呼吸ができ、塗るときの伸びの良さやつっぱらなさなど使用感を向上させることも追及できており1つの不便を受け入れる事でいくつもの個性を手に入れています。
ちなみに一般的なウォータープルーフの日焼け止めは外からの水はじきがよいだけで結局汗をかくとながれてしまいます、それでは意味がありませんよね。
- 最後に
国内のケミカルブランドでは唯一といっていい規模の研究開発ラボを持ち、国内のモータースポーツ界ではナンバーワンシェアを誇るワコーズ。
基本的に業務用の製品が主力でトヨタ、日産をはじめとした自動車メーカー、コマツ、クボタなどの重機メーカー、さらには防衛省までが業務採用するレベルの製品を作れる化学合成オイルのスペシャリストが作る「日焼け止め」がただの日焼け止めでないのは当たり前といえば当たり前。
ただの日焼けどめと言うにはもったいない、ヒトにつかうケミカルチューンといってもいいハイテク化粧品というのが分かっていただけたかと思います。
店頭には「ファイター」のサンプルをご用意しておりますのでその肌なじみや落ちにくさを是非体感下さいませ!この夏は日焼けによるダメージを防いで快適なサイクリングライフを!
本日はここまで、ありがとうございました。
スポーツバイクメカニック 横山ヨーイチ