ABUS AIRBREAKER、STORMCHASER入荷しました!

CYKICKSで特にオススメしている鍵のトップブランドABUS。詳しくは前回の紹介blogに譲るとして、実はABUSは母国ドイツにおいて「プロテクションに携わるアイテム」としてヘルメットのNo.1シェアを持っているのです。(日本で言うkabutoのポジションですね!)

特に街乗り用のモデルが主流なのですが、2016年からはプロロードレースへの参入をきっかけにモビスターチームとイタリアの某ヘルメットメーカーが開発に参加。

バネスト、ケスデパーニュの流れを汲む名門モビスターチーム

ハイエンドモデル参入からわずか数年でトップクオリティのヘルメットをリリースするに至りました。

エントリー〜ハイエンド、エアロまでのフルラインアップが完成!

現在では同郷のドイツcanyon社とも強力なタッグを組み、バイク供給を行う2つのチーム「モビスターチーム」と「アルペシンfenix」もABUSヘルメットと共にワールドツアーを戦っています。

キャニオン直販でのみ買えるアルペシンfenixカラー(ただしJCF非公認)

アレハンドロ・バルベルデやマチュー・ファンデルプールといったスター選手の頭にはABUSのヘルメットが定着してきていますね。

2020に開催されたベストレースと言ってもいいクラシックの王様こと「ロンド・ファン・フラーンデレン」の勝利もABUSのヘルメットと共に飾っています。

まずはABUSヘルメットの最高峰「エアブレイカー」をご紹介。

POLAR WHITEカラー

ハイエンドモデルらしく内部骨格ACTICAGEを持ち、強度を落とす事なく軽量化。Lサイズで230gは被っているのを忘れるほどです!

エアロモデルGAME CHANGERで培った風洞実験と実走試験から生まれた形状によりクーリング性能と空力性能を追求した死角なしのオールラウンドモデルとなっています。

他社に見られないユニークな構造である上部の格子状ベンチレーションは炎天下で水を被った際に水分を保持する事で長時間気化熱効果を得られるというもの。

フォントにもこだわった、モダンなデザインはヘルメット界の新たな風。

ヘルメットストラップも空力を向上させるため調整バックルを廃したflow strapタイプ。

これがまた装着感がめちゃくちゃ良いのです

カラーは選ぶのが大変なほどの全16色‼︎

続いてエアブレイカーの開発で得られたデータから生まれた最新ミドルグレード「ストームチェイサー」

VELVET BLACK

こちらももちろん強度確保のための内部骨格ACTICAGEを搭載しています。

内部構造イメージ

セカンドモデルなので重量は少し増えますが、それでもLサイズ250g。

ベンチレーションや空力なども実用十分な機能を備えるのでエアブレイカーよりこっちのデザインが好みという事で選んでも良さそうです。

ロードレース界のレジェンド、カンチェラーラ様もこちらがお好みのご様子。

スポンサーでなく自らの育成チームのヘルメットをABUSに決めたそうです

全体的にエッジが立った少し男性的なプロポーション。

特に後ろ姿が印象的なabus ヘルメット達

一目でABUSヘルメットと分かる背面の⅄(ターンY)デザインも引き継がれています。

フィッティングはストームチェイサーの方が少しゆったりしていますが、どちらのヘルメットの内部形状も日本では貴重となったユーロサイズ。

国内で流通している多くのヘルメットメーカーはアジアマーケット用に幅広でワイドな型ばかりになった昨今、ABUSはユーロサイズのままなので頭の小さなユーザーに嬉しい鉢が狭いコンパクトな形状を維持しています。

Lサイズでも横の張り出しが小さくコンパクト!

LASのスクアーロやMETのストラディバリウスなど廃盤になってしまった細身ヘルメットがフィットしていた方に向いているのではないでしょうか?

デビュー当時は36,000円した価格も大幅に改訂され、トップモデルのエアブレイカーが29,800円、ストームチェイサーは17,980円と他社とも比較しやすい価格になっています。

現在店頭にはエアブレイカーLサイズ、ストームチェイサーMサイズ、Lサイズの在庫がございますのでお気軽にフィッティングしてみて下さいませ。

最後は恒例の開発風景をご紹介。ヘルメットに対する本気さが伝わってきます!

ABUSの使命は1924年に創業以来、一貫して鍵やヘルメットを売る事ではなく「安心と安全」を提供する事。モノよりコトを提供するという現代にも通じる哲学は我々サイクリストのハートを掴んで離しません。

本日はここまで、ありがとうございました。

スポーツバイクメカニック 横山ヨーイチ