2021年モデルの初入荷便がCYKICKSにも到着し始めました!ということで本日は2014 年以来7年ぶりに復活した新生「PARIS」をご紹介いたします!
2021 年のパリはDOGMA F12やPRINCEシリーズのフレームデザインを踏襲した彫刻的で複雑なフレームデザイン。
実物でないとなかなか伝わりませんがドグマF12やプリンスなどの上位モデルよりもスマートで細身なのでよりエアロロードらしい雰囲気があります。
ケーブル類は従来通りの半内装式で、ステムやハンドルの組み換え、調整はイージー。初めてのロードバイクでポジション合わせに不安がある方でもお勧めしやすいです。
アウター受けなどはピナレロ伝統のthink2システムなのでDi2への換装もOK。E-link対応なのでジャンクションはダウンチューブに取り付ける事が出来ます。
ステムはピナレロおなじみのMOSTtigerAero。交換する際はプリンスなどで採用されているフル内装のTiCRモデルと間違えないようにしましょう。別売のヘッドカバーを使えば外観を損なわず普通のステムを使うこともできます。
フォークはONDAの血統を引き継ぐONDA withForkFlap T600DISK。ロードバイクの心臓部ともいえるフロントフォークを簡単に軽量化せず、剛性と快適性を煮詰めたDISCブレーキ専用設計。
7月の発表時の記事でも書きましたがジオメトリはピナレロとしては大胆なニューコンフォートジオメトリと呼ばれる絶妙なハイスタックショートリーチを投入。
従来のコンペティブロードに比べてヘッドチューブが10ミリ~20ミリ長く、これはグラベルバイクに近い数値ですので多くのサイクリストに無理のない現実的なポジションが実現しやすくなりました。
もちろんこのグレードであっても9サイズ(リーチは5ミリ〜10ミリ刻み)という業界随一のサイズ数を誇るのでどんなライダーでもピッタリのフレームサイズに乗っていただくことができるのがピナレロの良さです。
各メディアのインプレッションにもある通りフレームの絶対的な剛性は落としてあるもののディスクブレーキとONDAフォークにより加速は鋭くヌルい感じはありません。あくまでレースバイクとしての反応を見せてくれるので一般的なエンデュランスバイクのくくりには当てはまらない印象です。
さらに30ミリまで対応するタイヤクリアランスを活用すれば更なる快適な走行を後押ししてくれます。
ピュアレースブランドとしてのイメージが強いピナレロですが、今年の新型PARISはツーリングやロングライドなど、多くのサイクリストにとって等身大の遊びのために産み出された「エンデュランスエアロロード」となっています。
新生「PARIS」はピナレロの新たな顔となる注目の1台ですよ!
ちなみにピナレロの完成車は7部組ならぬ5部組くらいで届くので組立直しが少なくて済みますのでお店としては大歓迎なのです。
ピナレロ2021年モデルのご相談やご質問はもちろん、ちょっとお得にご案内できる2020 年以前の旧モデルのご相談などもお受けしております。お問い合わせはこちらからどうぞ。
本日はここまで、ありがとうございました。
スポーツバイクメカニック 横山ヨーイチ