本日は「東洋フレーム」の走れるクロモリ「ROAD-D」を納車させて頂きましたのでご紹介いたします。
メインコンポはシマノR8070の油圧ディスクDi2仕様にサクラのフルカーボンチューブレス「カイル5B DISC」とイクシオンプロUSTの28Cという最新の組み合わせ。
以前のバイクで試行錯誤した結果お客様がたどり着いたクランクはローターアルデューの150ミリ。
せっかくのオーダーフレームですのでオリジナルデザインを施した世界に一台のカスタムカラー!色見本をお送りして再現してもらいました。
メインフレームは日本唯一の自転車用クロモリチューブメーカー「カイセイ社」の東洋オリジナル「TOYO logic熱処理カスタムチューブ」。フロントフォークは現代的なディスクブレーキ対応の1.5インチテーパーコラムをもつフルカーボン製。
自転車暦10年以上、多くのハイエンドバイクを乗り継いだオーナー様の想像を超える骨太さと快適さに驚いておられました。
ROAD-Dをはじめカーボンハイブリッドなど東洋フレームの旗艦モデルはクロモリの乗り味を残しながらも剛性の上がった最新のコンポやホイールを組み付ける事を前提とした「走れる味付け」を目指して10年かけて煮詰められた剛性バランス。
まさにその通りの仕上がりで、これからさらに自分好みにセッティングを煮詰めていく楽しみが待ち受けるのは自転車趣味人として羨ましい限りです。
さて、少し話は脱線しますが4月に「La route」 という広告無しの自転車メディアが立ち上がっています。https://laroute.jp/
そのなかで国内の4つの工房「東洋フレーム」「ケルビム」「コーナー」「クオリス」の各代表がこれからの金属フレームについて自論を展開するという熱い対談記事が掲載されています。
そこで最後に語られているのはこれからの趣味自転車界の成熟に欠かせない「オーダーメイド」というキーワード。
(オーダーメイドは和製英語らしいので「カスタムビルド」や「テイラーメイド」の方が語感がカッコよくて好きです。)
自転車は人によって様々な使い方があり、個々の「ベスト」は全然違うところにあるもの。下駄履き、お散歩、通勤通学、輸送、旅行、キャンプ、アドベンチャー、レーシングなど、千差万別です。
最大公約数的なマスプロ製品は価格も性能ももちろん素晴らしいですが、何年も自転車を楽しんでいる方にとって歯痒い部分も見えて来ているはず。
その回答として「オーダーメイド」を実現できるのが金属フレームの最大のメリットなのです。
幸い日本には沢山の工房があり、そういった希望に応えられるビルダーさんがいらっしゃいます。場合によっては直接ビルダーさんを訪問し、打ち合わせをする事が可能なのも魅力ですね。
今回ご注文いただいたオーナー様のように、自分と自転車の関係を真剣に向き合って考えると、おのずとたどり着く答えは「オーダーメイド」なのかもしれません。
CYKICKSでは「東洋フレーム」「ケルビム」のディーラーとして貴方の使い方に合った自転車を仕立てるお手伝いをさせて頂いております。
ご興味ございましたらどうぞお問い合わせ下さいませ。
最後は東洋フレームの製作現場の映像を一本ご紹介。工作好きな自転車乗りにはたまらない映像になっています。
少し脱線してしまいましたが本日はここまで、ありがとうございました。
スポーツバイクメカニック 横山ヨーイチ
名古屋市東区 スポーツバイク販売、修理専門店 CYKICKS 定休日:水曜、木曜 Tel:052-325-8295 yokoyama@cykicks.jp STRAVA club : https://www.strava.com/clubs/CYKICKS Facebook: https://m.facebook.com/CYKICKS