ピナレロDOGMA F12 納車しました。

コロナショック?で日本はもとより世界中が大騒ぎです。

自転車乗りとして、自転車店としてなにができるか、頭をひねるも特にステキなアイデアが出るわけでもなく、お国の指示に大人しく従い頂いたお仕事を黙々ととこなす日々でございます。

さて、特に被害が拡大しているイタリアは自転車業界にとって無くてはならない国。

今まで沢山の製品が海を越えて日本のサイクリストの心を掴んできました。

今回ご紹介するピナレロF12もそのイタリアンデザインでしか生まれなかったであろう色気たっぷりの1台。そんなバイクに関わらせて頂けるのは本当に有難い事です。

ピナレロは特にシルエットや佇まいが他のバイクとは一線を画す、華やかなフレームデザイン。

自転車でイメージスケッチが公表されること自体珍しいです。

ピナレロは左右非対称やケーブル内装処理などを前提にデザインスケッチが開発のスタートになっていることが特徴で、そこから性能的に破綻がないかを微調整していくという他社とは手順が反対になっている手法により特徴的なデザインを生み出しています。

今回アッセンブルしたのはR9150デュラエースDi2にBORAウルトラ35のコンビネーション。クライミングバイクと呼んでもよいくらいの軽量仕様になりました。

ジャンクションはダウンチューブに収まり充電も調整もイージーアクセス。

落ち着いたブルーにスキンサイドのクラシックなタイヤがお洒落。スキンサイドのタイヤは真っ白の靴のような上級者感がありますよね。

複雑にカーブしたデザインがピナレロ「らしさ」

イタリアだけでなく製造を担う中国や台湾のアジア圏も含めて物流が厳しさを増していますが、この世界的な混乱から立ち直り、ステキな自転車生活を皆様と過ごして行けるように業界一丸となって協力していきたいですね。

本日はここまで、ありがとうございました。

スポーツバイクメカニック横山ヨーイチ