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ピナレロ史上最も成功したドグマ65.1(〜2014)を超えるべく大幅なブラッシュアップを施され、現在に続くFナンバリングのベースとなったDOGMA F8を11speedの機械式レコードにて組み上げました。
外観も大きく変更され、相当な期待感を背負ってデビューしたF8。ジャガーとの共同開発の甲斐もあり、伝統的なヨーロピアンレーサーでありながら最新の科学的知見に基づいた開発でピナレロの命題であるツール総合優勝(2015、2016)も果たし、充分な結果を残しました。さらにその後の大ヒットセールスとなるF10へバトンを渡すマイルストーン的な一台である事に異論はないでしょう。
今回は別フレームへ乗り換えという事でお預かりしたF8ですが、フレームが空いてしまうのはもったいないということでコンポの一部を残しつつ、いつでも乗れるように、扱いやすく長期に渡って維持しやすいであろう機械式での組み換えとなりました。
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引き締まったブラックの外観に合わせてホイールはシャマルミレにて。タイヤは間違いなしのコンチネンタルGP5000。安心の制動操作と最新タイヤの組み合わせで「よく走り、よく止まる」という乗り物のキホンをしっかりとおさえた足回りを体感していただけるかと思います。
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メーカーが威信を掛けて産み出すハイエンドバイクはどの時代のものであっても刃物のような張り詰めた存在感があり、そのバイクが生まれたストーリーやドラマがあり、さらにオーナーが共に過ごした時間が長ければ長いほど乗っても眺めても贅沢な時間の過ごせるよき相棒だと思います。これからも長く大切に乗っていって下さいね。
お持ち込みフレームのコンポのせかえやオーバーホールなど、可能な限りお受けいたしております。ご相談などありましたらお問い合わせ下さいませ。
本日はここまで、ありがとうございました。
スポーツバイクメカニック 横山ヨーイチ