TNI AL22W リム交換のご依頼いただきました。

数年前にご依頼いただいた手組ホイール。

アクシデントでスポーク破損させてしまったため一部ニップルホール周辺が変形しており、今回はオーバーホールのついでにリム交換もあわせてご依頼いただきました。

リムはTNIの定番であるAL22W。

価格やバリエーションの多さ以上に入手しやすさもあり、手組ホイールの定番の製品になっていますね。トライスポーツさん、いつもありがとうございます。

ハブも同じくTNIのSIX60。

こちらはベアリングのコンディション確認とフリーボディの清掃、グリスアップをしてリフレッシュ。

同じリムなのでスポークの交換は必要なしでそのままリムのお引越し作業を行いました。

無事完成!

これでまた数年は使い倒していただけるようになりました。

今回のケースのように破損した部分を差し替えたり、修理を行い機材の寿命を延ばせる条件はその部品が汎用規格にのっとったつくりになっている点と、その部品が欲しいときに手に入る「流通」という背景が整っていること。

この条件が整ったうえで初めて成しえるのですが、簡単なようで結構難しい条件だったりします。

特に尖った完組ホイールや自社規格もりだくさんな完成車などは時間が経つとあっという間に部品が流通しなくなります。トラブルが無いと見えてこない部分ですが。

つまり、ある程度定まった規格でできているスポーツバイクは「修理できる」という性能を持ち合わせているとも言えますね。

また、シマノやカンパニョーロなど流通が整った大きなメーカーはそれだけで莫大なコストがかかるため、製品の値段にはスモールパーツを流通させるためのコスト=保険が含まれているわけです。

こういうものをすっ飛ばした製品の値段は安くはなりますが、修理体制にコストを払っていないのでいざという時に部品が手に入らないということに。

CYKICKSとしては修理できそうな件は可能な限り修理でご対応しますが、専用部品の供給がないと全くお手上げになることもあります。

皆様には国内流通で修理可能な体制を敷いている製品をご購入、ご利用いただく事をお勧めしたい…のですが、すでに一部の製品では国内流通より並行輸入のほうが修理部品が入手しやすいという現象が起きている事も事実。

う~ん、今後のスポーツバイク関係の流通や販売経路など、どうなってゆくのでしょうか。

本日は投げっぱなしでスミマセン、ご拝読ありがとうございました。

スポーツバイクメカニック 横山ヨーイチ

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