本日は久しぶりの東洋フレームの登場となります。
ROAD-Sは東洋フレーム社のミドルグレードモデルで、カイセイULTIMA クロモリチューブを使ったメインフレームとテーパーコラムのフルカーボンフォークを採用した「走る」クロモリフレーム。

1インチのラグ溶接ヘッドと比べるとそのゴツさは一目瞭然で、懐古趣味でない「鋼」の性能を引き出したいわゆる「モダンスチールロード」です。

多くの個人ビルダーさん達と異なり東洋フレームはOEMを引き受けることも可能な規模を持っている国内では稀なフレームメーカーさんです。それゆえ各モデルは基本的につるしのジオメトリでストックされているので価格も納期も抑えられているのが特徴。昨今の値上がりラッシュで割安に感じますね。
※もちろんアップチャージでジオメトリのフルカスタムも可能ですし、カラーオーダーも受け付けてくれます。
今回のご依頼内容はポテンツァ11で組まれていたバイクだったのですが不慮の事故でリアメカの粉砕骨折となり、部品の手配や納期、破損状況を鑑みてこれを機にコンポ総入れ替えでリフレッシュというお仕事を頂戴いたしました。

コンポ交換候補としてはシマノか?ケンタウルか?コーラスか?と選択肢はいろいろありましたが、実際に店頭でコーラスグレードのバイクをさわって「これぞカンパニョーロ!」なシフトフィーリングを決め手にコーラスを選んでいただきました。
さらにコーラスにのみラインナップされている165ミリのクランク長に48-34のマイクロコンパクトの歯構成を選択していただき、現在の脚力や用途に最適なギア比にすることができたのも決め手だったでしょうか。

ハイクラスのロードは簡単、楽、正確な電動変速が主流となってきていますが、自身でガチャガチャと機械式のシフト操作をする事は電動に代えがたい楽しさがあります。


特に指先から返ってくるレスポンス、シフトフィーリングが明快なカンパニョーロの「操作する楽しさ」は他にない官能性能でありますし、同時にロードレーサー文化が生まれたヨーロッパの熟成されたバイク観を体現しているように思います。
11sのケンタウルから12sのスーパーレコードまで、機械式のリムブレーキコンポーネントがずらっと揃うカンパニョーロコンポーネントにご興味ございましたらご相談にお越しくださいませ。組み換え、載せ替えなどお手伝いさせていただきます。
本日はここまで、ありがとうございました。
スポーツバイクメカニック 横山ヨーイチ
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