メリダの2021年先行モデルとして「SCULTURA Endurance」が発表されましたね!
来月行われるディーラー向け発表会までに少し予習してみましたので見どころをご紹介。
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公式プレスリリースどおり10%オフロード、90%オンロードのコンセプトが与えられている新型スクルトゥーラエンデュランス。
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他社でいうGIANTのDEFYやスペシャライズドのルーベですね。
かつてメリダのRIDEシリーズが担っていたエンデュランスバイクがディスクブレーキを搭載してジオメトリを改善、ようやく帰ってきたという印象です。
メリダらしく他社のバイクのように飛び道具的なギミックは使われていないクラシックな作り。逆にカーボンレイアップだけでどれだけ快適性が確保できているかが注目されるところです。
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フレーム素材も従来のCF4とCF2の中間となるCF3グレードで作られているので意外とレーシーなのではないでしょうか。
リアエンドハンガー がダイレクトタイプになっていたり、ケーブルが半内装タイプでヘッドチューブ側面から入るタイプなので整備性も良好。これくらいが扱いやすくて良さそうです。
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フレームサイズは6種類。silexより多くSCULTURAより少ないラインナップ。
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近年のフレーム設計の流れに乗ってサイズ毎にリーチ/スタックを均等に増加させてきています。
フォークオフセットは公開されていませんがどのサイズも均一化されたBBドロップとチェーンステー長を持ち、細かなヘッドアングルとヘッドチューブ長から推測するにBBを中心に後ろ三角を含めたフレームサイズを決定した後に理想的なハンドル位置を最優先に前三角の設計をしている様が見て取れます。フィッティングファーストのフレームと言っても良さそうですね。
BBドロップとヘッド角は通常のスクルトゥーラ と変わらずなので軽快さは十分に残していそう。
グラベルロードバイクのsilexとエンデュランスバイクのRIDEとジオメトリーを比較してみましょう。
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silexはハードテールMTBにちかいレベルのロングリーチに合わせて2センチずつヘッドチューブを均等に伸ばしており、ショートステムと合わせて前三角内のパッキングを考えての設計ですね。全てのサイズで80ミリのステムが標準でありヘッドアングルも統一されているのが特徴的ですね。
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RIDEは同じエンデュランスロードとしてのラインナップ。スタック/リーチが均等ですがリーチが逆転していたりサイズ差がほとんどなかったりと、ひと昔前感がすごいです。
こうして比べてみると既存のバイクの焼き直しでなく、ロードエンデュランスという「遊び方」に向き合って新設計しているのが見て取れますね。標準タイヤは32Cのスリックですが35Cまで可能なクリアランスなので少しオフロードにも振れる遊び幅があるのも嬉しいです。グラベルキングSSとか丁度いいのでは?
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グレードラインナップは4000、5000、6000、7000-Eの4種類。コンポーネント違いでフル105、アルテグラミックス、フルアルテグラ、アルテグラDi2。全てのグレードが国内在庫になるのでしょうか?
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4000のコッパーや5000のミリタリーグリーンが個人的には渋くていい感じ。
来月に行われる(予定)のメリダ2021ディーラー向け展示会ではしっかり試乗も行えるようなので既存のバイクとどれほど感触が違うのか、試してきたいと思います。
あとはこっそりUCIの認証機材として入っている、新型と思われる「リアクト 4」の情報も楽しみなところです。
本日はここまで、ありがとうございました。
スポーツバイクメカニック 横山ヨーイチ
[…] ジオメトリーや主な特徴は以前の記事へどうぞ。 […]
[…] スクルトゥーラ エンデュランスの詳細などは発表時の紹介blogを見ていただくとして、今回は実車がなければ叶わなかった細部の紹介をしていきます。 […]
[…] 詳細は発表時の記事をご覧いただくとして、ハンドリングはスクルトゥーラのそれを引き継ぎつつ、その走りはDISCロードの正統な成長を感じる懐の深い仕上がり。 […]