前回3月のテストライドはオンロードツーリング編でしたが今回はeBIG.NINE 400の本領発揮のオフロード編です。
いざスタート!
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6月の下旬某所にて、まだ日の上がりきらない時間帯、人との接触を避けてE-BIKEを堪能してまいりました。
新しいスポーツバイクのジャンルとしてどんな体験になるのか期待を胸にいざ出発!
訪れたのは全行程で10km、約1時間ほどの林道。そこまで長い距離ではないですが半分以上は登りとなるため体感としては6:3:1くらいで登り、下り、担ぎという本格的なレイアウト。
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下るためにはまず登りからということでスタートからシマノSTEPSのハイパワーユニットの本領発揮です。
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走り慣れたメンバーと話をしたり写真を撮ったりしながらも、息が切れることなく順調なペースで登って行けます。
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初めて訪れる場所でしたが「科学のちから」でぐいぐいと進むので、待っていてもらったりペースを気にしてもらわずに済むため、気後れせず頂上まであっという間に到達。
純粋に景色を堪能したり路面状況を確認する余裕ができて安全に感じます。
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もしこの場に普通のペダルバイクで来ていたなら相当な苦労と集中力を必要としていたでしょうし、MTBビギナーであれば途中で折り返していた可能性もあります。
頂上での雄大な景色を見ながらの休憩時間はMTBの楽しみのひとつです!
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切り返してアシストユニットがデメリットになりそうな下りに。29erという事とユニット、バッテリーの重心の低さに助けられているのか、安定したパフォーマンス。
逆にきつい切り返しなどで曲がりきれず停車する場面や重量があるためブレーキのパワーがもう少しあると楽だなと思う印象でした。
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完成車付属のタイヤがノブが低めでサスストロークも100mmとライト級なのでガレ場やマッドな急勾配ではアシストパワーが強すぎてスリップしたりする場面も。
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こういうシーンで一度降りてしまうと緩い斜面まで担がなければならず20kgを超えるバイクを押すのは一苦労、担ぎが多いコースは難易度も高くなる傾向があるので完成車状態で里山ライドを楽しもうという方はコースの把握やパーツの交換が必須になりそうです。
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まとめ
今回のテストライドでタイヤやサスストローク、ブレーキなど、コースに合わせたセッティングが大切という基本が今までのMTBとあまり変わらない事がわかりました。
カスタムする際に重量やギア比などコンポ関係をあまり気にしなくても良さそうなのは楽しみが減る反面、スポーツバイクがよりシンプルになったとも言えますね。
日常的にオフロード走行をしていない自分でもオフロードアドベンチャーを楽しめたE-BIKEは心地よい負荷で楽しめるレジャー、アクティビティの面が強いと感じました。
スポーツバイクはこうあるべきという姿勢を捨てるのに勇気はいりますが、自転車の形をした別の乗り物の遊びと見ると可能性が見えてきます。
全国にE-BIKEをレンタルできるイージーなコースが増えればスポーツバイク初心者さんでも金銭面や体力を気にせずオフロード走行という非日常のアドベンチャーを楽しめるのでドンドン増えていって欲しいですね!
バッテリーに関してはオンロードのツーリングだとアシスト上限の25km/hを超えるシーンが多くバッテリーの消耗が少なかったのですが、さすがにオフロードの登りは10km/hでフルアシスト状態が続くため電池の消費は多めで1時間のライドで20%ほどの使用量でした。
容量的には体力のあるライダーが新しいコースを探索するのにも使えそうなバッテリーライフなのでペダルバイクと2台持ちで走り方に合わせて使い分けてみるというのも面白そうです。
という事でこれからもCYKICKSではE-BIKEの遊び方探求を進めていきたいと思います。
国内最大のラインナップを持つE-BIKE推しのメリダでは7月末までE-MTB「eBIG.seven 600」を購入いただくとバックパックやフロアポンプなど15,000円相当のスターターキットが貰えるキャンペーン中です!
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この夏はE-BIKEで工夫しながら一緒に新しい自転車遊び探求を初めてみませんか⁉︎
本日はここまで、ありがとうございました。
スポーツバイクメカニック 横山ヨーイチ
名古屋市東区 スポーツバイク販売、修理専門店 CYKICKS 定休日:水曜、木曜 Tel:052-325-8295 yokoyama@cykicks.jp STRAVA club : https://www.strava.com/clubs/CYKICKS Facebook: https://m.facebook.com/CYKICKS