CNC削り出しボディやミリタリースペックなハイクオリティなアクセサリーを展開するレザイン
写真は2009年、自分がはじめて買ったレザインのマルチツールV10です。
今では見慣れてしまいましたがはじめてレザインのツールを見た時の衝撃は相当なもので、それまで使っていた携帯ツールの安っぽい樹脂ボディと錆が浮いた刀身の重さが恥ずかしくなるまばゆさでした。
当時としては高価な5,000円を超える携帯ツールでしたが、うっかり購入して早15年。今日も輝きを失わず、常に持ち歩く商売道具兼相棒として活躍しています。
「高級スポーツバイクに見劣りしない高品質なアクセサリー」を製造することを目指すレザインは完全自社設計、自社生産のアクセサリー専業メーカー。
そのねらい通り、いつ見ても美しく満足度の高い製品に惚れてCYKICKS開店以来取り扱いをしております。そんなレザイン創立18年目の製品が入荷開始しましたので本日は特徴と注目ポイントのご案内です。
目次
【ハイボリュームポンプラインナップの充実】
昨今のトレンドであるワイドタイヤに合わせ一昨年リリースされたスポーツグラベルドライブ。
少ない回数でポンピングが可能な特徴が評価され、その他のグレードのフロアポンプにもハイボリュームタイプが追加されました。
1回あたり25%容量の多いバレル設計で700x27Cを5BARまで加圧するのに要するポンピング回数がハイプレッシャーが24回に対しハイボリュームタイプは19回で作業を完了できます。
対応最大気圧が100psiとなる点に注意が必要ですが、100psiが不要な多くのユーザーさんにとってHVモデルの方が快適な加圧が可能かと思います。
今お使いのフロアポンプの調子が悪いなど、買い替えをお考えの際は「タイヤサイズに対してワンストロークあたりのボリュームが適切か」という視点を持っていただくと良い選択ができるかと思います。
NEW STEEL HV FLOOR DRIVE 3.5 ¥14,960
NEW MACRO HV FLOOR DRIVE ¥9,680
【昨年一新したLEDヘッドライトを改めて】
MY17でUSB-C端子を搭載してフルリニューアルとなったLEDヘッドライト達
電池を介さずモバイルバッテリーからの直接給電で点灯できる機能も珍しいです。内蔵バッテリーを通さないので電池を傷めることなく点灯可能です。
Y17からの大きな設計変更で多頭LEDタイプとなっています。
これは従来のように少ない球数で配光しようとすると、どうしてもスポットライトのような照らし方になってしまい、高速でライドする際の視野の狭さにつながると解析。そのためLEDを小型、多頭化することで今まで以上に幅広い明るさを発揮できるライトになっています。
例えばこの写真は一番末っ子であるKTV DRIVE PRO 300とキャットアイの定番ライトAMPP300との配光比較ですが３LEDとなっているレザインの方が道路の広い範囲を照らしてくれます。
最適な配光は好みや走る道にもよるかと思いますが、走行速度が20㎞/h以下の街乗りでしたらレザインの方が安心感がありそうですね。逆に走行速度が速い場合はスポット的でも明るいAMPPシリーズの方が向いています。
怒涛の９ラインナップであらゆる要望に対応します！
【クイックマウンティングシステムの登場】
レザインのライトは今まで樹脂製のアダプターでGOPROマウントに取り付ける事が可能でしたが取り外しの際には工具が必要になる構造でした。
新しく登場したクイックマウントシステムはひねるだけで取り外し可能なクイックリリース式！ﾔｯﾀｰ！
重量のあるライトにも耐えるようレザインお得意のCNC切削で作られています。
着脱が多いユーザーにはありがたい追加部品ですね！
NEW LED qPRO MOUNT 4,840円
※KTV Pro、FEMTO以外のライトに対応します。
【リア用セーフティライトの充実】
昨年はほとんど新作のなかったリア用ライトですがMY18は大規模追加となりました。
STICK +DRIVE REARは超薄型マグネットマウントで人気だったスティックドライブの後継機。40ルーメンにアップデートされ最大点灯時間もアップ。
メインボディは変わらず光面が拡大化しています。
一番コンパクトな充電式のFEMTO DRIVEシリーズも待望のUSB-C化。
IPX7の防水機能をもち、ボタン電池式並みの軽さである23gの一体型ボディに15ルーメン10時間という最低限必要な機能を備えたミニマルな充電式ライトになりました。（フロント用も有り）
最も得体のしれない？新モデルがLED Ai ALERT LIGHTSシリーズ。
何がAiなのかというと、従来のアラート機能（ブレーキの加減速によって点灯が点滅に変化する）を強化するため、1000時間以上の実走データを元に加減速の挙動をAi学習させてパターン化。
ブレーキによる減速に対して高精度で動作するようアップデートされたようです。どれほど効果があるかはわかりませんが動作が正確になるなら実作動時間も伸びそうですね。
Aiが搭載されるのは下記の3モデル。
初のアルミ削り出しボディのテールライト SADDLE Ai ALERT 250 REAR 12,980円
レザイン史上最大光量400lmを持つ STRIP PRO Ai ALERT 400+ REAR 9,790円
コンパクトボディで使い勝手のよい KTV PRO+ Ai ALERT REAR 6,930円
自転車業界でも遂にAI関連製品が生まれ始めました。言い過ぎな気もしますが今後は周りの明るさや温度といった環境から最適なバッテリーマネージメントが行えるライトが生まれたりするのでしょうか？
以上、18年目となるレザインの最新ラインナップのご紹介をさせていただきました。
ついつい眺めてしまう美しいデザインのアクセサリー達が皆さんのサイクリングライフを一層華やかにしてくれるでしょう。一度購入してしまうとライト・ポンプ・ツールなどを更新する機会はなかなかないでしょうが、その時がきましたらレザイン製品で彩ってみてくださいませ。
本日はここまで、ありがとうございました。
スポーツバイクメカニック 横山ヨーイチ
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