この世のものは全て形を変えながら移り変わってゆきます。
変わらない価値感は存在するかもしれませんが、変わらないモノというのは存在しません。
人類社会が繁栄をするために行う経済活動と、その結果日々生み出される廃棄物。
これらを再び価値のあるカタチに作り変える行為は「再生」と呼ばれ、なにか特別な行為のように映ります。
それは何かが誕生し、生き、朽ちて自然界に還り再び別の姿で現れる。いわゆる「輪廻」してゆくサイクルが本来膨大な時間を要するものであるところを人の手によって加速し強制的に進めているからかもしれません。
古いものを修理したり、つぎはぎをしながら使い続ける事は一般人にも可能ですが、廃プラや廃PETなど完全に死んだモノを加工しやすい形態に置き換え、再び全く異なる姿として産み出すには相応の規模の設備が必要でしょう。
通常の生産サイクルとも違うため販売可能なレベルの製品に仕立てるのであればハードルはさらに高いのではと想像されます。普通のファッションスニーカーではありませんからね。
そこに胡座をかかず、自転車用品メーカーとしてあるべき姿勢を見せてくれるノースウェーブ社のチャレンジに感銘を受けるとともに、応援をしたくなる製品が本日紹介する再生自転車用シューズ「TAIL WHIP ECO-EVO 」です。
そもそも他の乗り物と比べて圧倒的に環境負荷が少ない自転車。
自転車を利用するうえで欠かせないシューズという道具にもその視点を取り入れた姿勢が評価されデザイン&イノベーションアワード2023を受賞しています。
このプロジェクトはノースウェーブ社だけでなく同郷イタリアのサステナビリティを支援するスタートアップ企業であるACBC社の協力で成立しており、シューズ側面にはダブルネームのデザインが施されています。
ベースとなるのはノースウェーブのMTB用フラットシューズであるTAIL-WHIP。
ミシュランとの共同開発のアウトソールラバーは共通ですが、再生ラバーを使用していたり通常のTAIL-WHIPと比較するとひとまわりハードな高耐久キャンバス生地になっています。
アッパーやレースは100%再生PET、インソールも再生フォームを使用している点も通常モデルとは異なります。
ビンディングシューズと比べれば柔らかいですが、一般的なスニーカーよりも硬くフラットなソール形状なので圧倒的にペダリングしやすくなっており、デイリーユース〜サイクリング〜トレイルライドなど幅広くカバー。
マウンテンバイクはもちろんフラットペダルで利用されることの多いシティサイクル、ミニベロ、クロスバイク 、E-bikeなどどんなジャンルの自転車であっても愛車との一体感を一層高めてくれます。まだ普通のスニーカーやトレッキングシューズで自転車に乗っている方に是非手にして頂きたいシューズです。
日本流通カラーは着るものに合わせやすいネイビーとカーキ。どちらも落ち着いた2色展開。
どうせ履くなら「意味」と「意義」のあるシューズを選んでみるのはいかがでしょうか。
CYKICKSではノースウェーブシューズの試着サービスをご提供しております。店頭にないサイズやシューズもお取り寄せ試着が可能です。
ガンナのアワーレコードやモホリッチのグラベル世界選手権を支える高性能シューズからスノー用品を手がける同社お得意の自転車用ウインターシューズなど魅力的なシューズが揃っています。
ご興味ありましたらお声がけくださいませ。
本日はここまで、ありがとうございました。
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