本日ご紹介するのは完成車に付属のホイールからアップグレードのためにご依頼頂いたMTB用のホイールです。
ご希望内容としては現在使っているのと同じ2.4“のタイヤに合わせてリムは内幅30ミリ前後、チューブレスタイヤに対応していてハブはBoost規格のシマノHGボディが条件。今使っているホイールをスペアにしつつ簡単にスイッチできるように新しくカセットやローターも揃えて10万円以内にというオーダーでした。
納期や価格といった面でなかなか狙った仕様で部品を集めるのが大変でしたが、その中でも「ちょうどいい」製品を用意してくれているFORMOSAブランドで統一する事に。
「FORMOSA」製品はYETIや EVILといったプレミアムなMTBやdabomb、FIREEYEといった手に取りやすいブランドまでを扱うyurisさんのオリジナルブランド。
フルラインナップはこちら→FORMOSA
日本国内のニーズに合わせた痒いところに手が届くナイスな製品群で、有名なところでは160ミリのショートが選べるダイレクトマウントクランクや…
先日行われたシクロクロスの日本選手権MEで優勝した織田選手が所属する弱虫ペダルサイクリングチームがFORMOSAカーボンリムを長年採用していたりします。
リムはバリエーションが多いカーボンリムがFORMOSAの主力商品になりますが、今回はニーズに合わせてアルミバージョンのものをチョイス。
10,000円を切る価格で近代的なリムプロファイルと剛性をもつ「ちょうどいい」アルミリム です。
軽さを求めるならStan’sでしょうし、究極の耐久性を求めるならDTのFR541などですがどちらも立派なプライスなので今回はNGでした。
続いてハブはフレームに合わせてboostタイプ。
FORMOSAのMTBハブのフリーは6爪の72ノッチで交互に3爪ずつ掛かるエンゲージ角10度。これはシマノ のクイックエンゲージメントが採用されたXTRやXT並のかかりの良さ。
アップグレードするならこれくらいは欲しい!というちょうどいいラインでしょうか。
ちなみにboostの他、142スルーや141クイックブースト、135クイック、シングル仕様までフルラインナップという奇跡の展開なのでちょっと昔のMTBを蘇らせるのにも重宝しそうです。
スポークは耐久性を考え首回りが太くなっているピラーのPSR14を真鍮ニップルにて。
ピラー社のスポークについては過去のblogをどうぞ!
という事で消費税分出るくらいの価格ギリギリオーバーで組立完成です!すみませんでした!
ちなみにタイヤは定番のMAXXIS。ロード乗りの方にはピンと来ないかもしれませんがMTBタイヤではシェアNo.1、ロード界のコンチネンタル的な立ち位置です。
フロントはグリップを追求してショーティのMAXテラ、リアはベーシックなアーデントというミックスで完成車付属のかたーいクリンチャータイヤからついに脱却!
安定感の増したニューホイールで更なるスキルアップとアクティブライドを楽しんで下さい!
ちなみに重量はフロント1008gリア1152gでした。FORMOSAブランドでラインナップがある28H、ストレートプル仕様の完組バージョンと80g差くらいなので今回組んだ32H、Jベントによる丈夫さや補修性を取るかはライダー次第ですね。
本日はここまで、ありがとうございました。
スポーツバイクメカニック 横山ヨーイチ
名古屋市東区 スポーツバイク販売、修理専門店 CYKICKS 定休日:水曜、木曜 Tel:052-325-8295 yokoyama@cykicks.jp STRAVA club : https://www.strava.com/clubs/CYKICKS Facebook: https://m.facebook.com/CYKICKS X: https://twitter.com/cykicksbicycle YOUTUBE: https://www.youtube.com/channel/UCBFOVhCRCAlUULnOkaGWIGQ お問い合わせやご相談はコチラからどうぞ! Contact&Calendar | CYKICKS|名古屋の自転車屋サイキックス