CYKICKSで最も売れている完組ホイールであるSCOPE。
以前ご紹介しました新型ホイール「S4」のリムブレーキバージョンが店頭販売分として入荷しました。
改めてカーボンホイールの魅力とは…
ロードバイクの走行性能を劇的に変化させる最も影響の大きい部品が「ホイール」です。
bicycleの語源でもある「bi=ふたつの」「cycle=車輪」からもわかる通り、ホイールは自転車そのものでもあります。
木製の車輪であるドライジーネからはじまり、鉄、アルミと車輪は進化していき、現在最も優れているとされるのがカーボン製のリムを使ったホイールです。
カーボンリムの特徴は軽く、強度があり形状の自由度が高いため、重さを気にせず高速になればなるほど必要とされる空気抵抗を減らした理想的な形状が実現できる点です。
時速15キロを超えると出力の半分は空気抵抗に消えてしまうので、いかに空気抵抗を減らすかは人力である自転車にとってとても重要な要素。
S4は見た目のインパクトも魅力的な45ミリハイトで1555gと、空力&重量の絶妙なバランスがとれたオールラウンドなカーボンホイール。
空気抵抗のほとんどはライダーのポジションによるところなので、ホイールの役割はわずかなはずなのですが、実際に乗ってみるとアルミリムホイールとは明らかに異なる、感動ものの疾走感を感じることができるというところがカーボンホイールの魅力であり、多くのサイクリストが憧れる理由なのかなと思います。
これまでと今後のホイールの価格について。
こういった高性能なディープリムのカーボンホイールは登場した当時は扱いも難しく、価格も高根の花でとても一般のホビーサイクリストが日常的に使えるような製品ではありませんでした。
しかしここ5年ほどでコモディティ化が進み、メジャーメーカーのホイールでもエントリークラスは10万円台で手にすることができるようになってきました。
なのですが、残念ながら先日発表されたシマノの新型105グレードのカーボンホイールのように、廉価であっても(WH-RS710-C46 ¥123,970 1612g)最新の規格であるディスクブレーキ版のみである事も増えてきました。
リムブレーキユーザーの皆様におきましては、この価格帯でワイドリム、チューブレスといった新しい規格、設計になっているSCOPE、S4はとても魅力的なご提案になるかと思います。
E-bikeをはじめとする世界的な需要急増、生産環境の不安定さから自転車の部品入手が難しくなっていますが、ここにきてさらに円安が急激に進んだことにより7月から輸入品の値上げが各ブランドで行われ始めています。
物によっては今後20パーセント近い値上げも起こりうる見通し。今のところ値上げ発表のないSCOPEですが、今後の価格アップは十分考えられますので、今お乗りのリムブレーキバイクのアップグレードをお考えの方は今回の入荷分の確保をお早めに!
ホイール交換に必要となるタイヤ、カセットの移動、ブレーキパッド交換、各種調整などの各種作業はホイールをご購入いただいた場合サービスとなります。
本日はここまで、ありがとうございました。
スポーツバイクメカニック 横山ヨーイチ
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