コンポーネントの組換え依頼をお受けしました。

2020 FELT FR60

バイクはFELTのFR60。クラリス組のアルミロードベーシックモデルではありますが、カーボンフォーク採用であったりサイズ別でヘッドチューブの太さが異なる設計だったりとエントリーレベルとしては十分な気遣いがなされている油断ならないバイクです。

価格も89,800円と初めて本格的なスポーツバイクを始めるのに抵抗感の少ないモデルです。

今回はR7000系のコンポーネントをお持ち込みで依頼いただいたのですが、同時に破損してしまったボトルケージ台座の修繕も依頼いただきました。

付属していたアルミのネジを斜めにしたまま締め込んでしまい中で破断。折れたボルトのみを回収するのが無理筋だったので台座ごと取り替える方向に。

ドリルで壊して…新しいものに交換です。

こんな感じのナットを埋め込みます

ネジの基本ですが、取り付ける際は半回転くらい逆回ししてカチッとスタートが決まってから手で「するり」と入らなければ何かがおかしいと疑ってみてください。

最初から工具でえいやっとすると大騒動になってしまいますよ〜

ということで完成!

コンポーネントも組換えました。初期装備になっていたサブレバーは取り外し。

フレームのブラックオンブラックカラーとマッチしてオールブラックのクールな印象に仕上がりましたね!バーテープは定番のスパカズ、スーパースティッキー。

FELTにかかわらず多くのメーカーで、21年モデルから全てのロードバイクがDISCブレーキ仕様になっておりリムブレーキのエントリーモデルが入手しにくくなっています。

ロードバイクの裾野を広げるという意味ではこういった価格のバイクは無くなって欲しくありませんね〜

本日はここまで、ありがとうございました。

スポーツバイクメカニック 横山ヨーイチ