ホイールの整備をお受けしました

名作ニュートロン

フロントハブの分解清掃の作業をお受けしました。

ニュートロンは元を辿ると99年のニュークリオンからほぼ姿を変えずに販売し続けられた「生きている化石」的クライマー向きローハイト軽量アルミニウムホイールです。

99年モデルニュークリオンはシルバースポーク

当時は「クライムダイナミック」のシリーズの名前でいろいろなグレードがラインナップされていましたが現在は役目を終え新品を入手することは困難になっています。

それでもなおカンパニョーロ製ローハイト+多スポークの快適性と反応性の足馴染みの良さを好んで手放せない方が多数。代わりのないタイプのホイールとして個性が際立っていますね。

フロント22本、リア24本のスポーク、左右非対リアリム、ハトメを使わない内臓ナットプレート式ニップルなどG3スポークレーシングが生まれる前の完組ホイールひとつの完成形ではないでしょうか?

ということで大切な一本をリフレッシュしていきます。

カバーがあっても埃は入ります
分解洗浄〜
ぴかぴか

内臓ニップルのためリムテープまで外さないと調整できないのでこういう機会に振れ取り、センター出しも行います。優秀なホイールなのでフレはほぼありませんでした。

ハブ分解清掃は片側2,500円にてお受けしております。その特性の良さからカンパニョーロ、シマノなどのカップアンドコーン式のホイールを利用されている方は多いかと思いますがメンテナンスフリーではありませんので、長期間使いっぱなしでは十分な性能が発揮できません。

ガタや異音など感じられましたら一度点検整備をお勧めいたします!

差し入れでトウモロコシを頂きました、ありがとうございます。夏ももう終わりですね〜

本日はここまで、ありがとうございました。

スポーツバイクメカニック 横山ヨーイチ