ラレー RSM納車しました。

ラレーのDNAを受け継ぐミニベロ「RSM」を納車させていただきました。

ラレーのDNA?はてさてどういう意味でしょうか。少しお話ししていきましょう。

ラレーといえば自転車界で最古参ともいえる1888年イギリスで創業した老舗中の老舗ブランド。

その当時自転車に使われる材料として最高グレードだった鋼(当時は殆どの自転車が混ぜ物をしないただの鉄製だったようです)をつかった高品質自転車を売りに拡大を続け、世界中に輸出されるような巨大ブランドに成長していきました。

そのラレーが1965年に発表したのが今回のRSMのベースであり、世界初の大人向け小径車といわれる「RSW16」です。

このRSW16は現在存在する全てのミニベロの祖先と言われています。(RSWは初期にモールトン博士とも共同開発が行われていたりします)

ラレーはその後破竹の勢いで世界中に進出し、1970年代からはロードチームの運営も開始。1980年にはTIラレーのズートメルクがツール総合優勝もはたします。

歴史的僅差で敗れた1989年のツールではフィニョンが駆っていたのもラレーでしたね!

そんななか徐々に本社の経営が悪化し1988年、各国の代理店がライセンス生産をするスタイルに転換。

2003年からはラレージャパンが新家工業の手で立ち上がり、黄金期である1970〜1980年代のデザインを復刻しつつ日本のライフスタイルに合わせた自転車を展開しています。

日本が自転車製造のメッカだった80年代を最前線で戦った新家工業だからこそできるプロデュース力は凄まじく、フレームカラーやヘッドバッジ、ロゴ、パイプデカール、フェンダーの形状にまで当時のスタイルが反映されています。

当時のカタログに現行品が混じっていても一見分かりませんよね!

その仕上がりはイギリス本国においても「最もラレーらしい」と評判を呼ぶほど。

まさに70年代のバイクが新車でタイムワープしてきたかのような佇まいが多くのファンを生み出しています。

その中でも今回ご注文いただいたのはシティライドにぴったりなミキストスタイルのRSM。

通常は外装8段仕様なのですが、メンテナンスや清掃の頻度を考え内装ハブに組み替えてのお渡し。

リムをそのままお引越し。

リムはそのままでハブのみ差し替えたので貴重なスタイルを崩しません。

標準でセンタースタンドなのは「わかって」ますね

センタースタンド、前カゴ装備でパーフェクトな仕様に仕上がりました。

ラレーJAPANのHPにはさらに濃ゆ〜いコラムがたくさん掲載されておりますのでクラシックスタイルのバイク入門としてご一読頂くと面白い発見があると思いますよ!

http://www.raleigh.jp/column.html

CYKICKS では完成車オーダー時にご利用シーンに合わせたセミカスタムなどもお受けしております。市販車のここが気に入らない!という方はどうぞご相談下さいませ。

本日はここまで、ありがとうございました。

スポーツバイクメカニック横山ヨーイチ

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