ホイール組に欠かせない要素のひとつがスポーク選び。
手組みホイールであれこれやった事のある方なら頷いて頂けるかと思いますが、大きな要素としてはリムやハブの選択の方が効いてきます。
対してスポークは仕上げのための調味料な要素になるのですが、料理の味付けを失敗すると選んだ食材も台無しになってしまう事があるように、スポーク選びも近いものがあると考えながらホイール組をしています。
さて、そんなスポークメーカーのなかでも台湾最大手となるピラー社の製品のお取り扱いが可能となりました。
以前blogでご紹介していましたフォルモサブランドの企画、販売をされていますyurisさんとのお取引が出来ることになりましたので基本的にyurisさん取り扱いモデルのスポークをチョイス頂けます。
ピラー社は大手ホイールメーカーのOEM生産をおこないつつも自社で30年以上にわたりスポークとそれに関わる製品を作り続けており、その実績をもって有名なDTやSAPIMと並び高品質スポークの代名詞となりつつあります。
という事で今後CYKICKSにて手組みホイールをご依頼頂く際に選べるようになった2種類のスポークをご紹介いたします。
まずはベーシックなプレーンゲージであるPSR14と15。
こちらはそれぞれ2.0ミリと1.8ミリの丸断面のスポークなのですが、他社のプレーンゲージと違うのはJベントスポークの弱点であるエルボー部分が1サイズ太くなっている点。
スポーク破断の原因である首折れの発生を抑え、プレーンゲージを使いつつも僅かに丈夫に振ったり、軽量に振ったりしても破断リスクをおさえつつ、スポーク価格も抑えることができるという細かな味付けに使いやすい便利なモデルです。
yuris限定カラーであるブルーアルマイトとローズゴールドの2色も入荷しております。
もう一点はピラー社の看板商品であり、sapimのCX-RAYと並ぶエアロスポークである「WING20」
こちらはピラーの高性能スポークの代名詞。プレーンゲージ用の丸穴に通せるエアロ系スポークは空力の良さもそうですが、ホイールを組む際にスポークをつかみやすく、テンションを上げていった際に供回りせず組手としても組みやすくてありがたいスポークです。
最大幅が2ミリであるところから名付けられたこのスポークは、優れた翼断面形状を持つことでCX-RAYを超える空力のよさをもち、重量、強度も申し分なし!
新しい選択肢も増えたところで更に細かな手組ホイールオーダーにお応えできるようになりました。
完組ホイールではどうもしっくりこないな、いちど組んだホイールがどうも思ったのと違うなという方はご相談いただければ組み換えや修理などのご提案させていただきます。
本日はここまで、ありがとうございました。
スポーツバイクメカニック 横山ヨーイチ
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