本日はカンパニョーロBORA ONEにCULTベアリングをインストールしたスペシャル仕様でホイールをご注文いただきましたのでご紹介させて頂きます。
2004年の初代フルカーボン登場から「BORA神話」を語り継ぎ、リムブレーキホイールの最高峰として君臨するカンパニョーロBORA。
2006年にウルトラ、2009年にウルトラtwo、2015年のウルトラ50、2018ウルトラ50AC3と進化し4度のモデルチェンジが行われていますが、その時代時代に合わせたリムブレーキホイールのベンチマークとして、ロード乗りの永遠の憧れとして今もロードホイールの先頭を走り続けています。
近年のディスクブレーキ化、ワイドリム化でそのBORAも大きく変わりはじめている中で、従来のBORAらしさを色濃く残したチューブラーモデルを手にしておきたい!というご希望で今回は「BORA ONE」のご注文頂きました。
しかしコストパフォーマンスに優れたONEにはウルトラで採用されているCULTベアリングとカーボンハブは使われていません。
カーボンハブ単体の販売はありませんので、今回はウルトラのスモールパーツとして流通しているCULTベアリングに組換えてONE以上、ウルトラ未満のスペシャル仕様でご注文頂きました。
そもそもCULTはBORAがウルトラ2になった2009年に登場したテクノロジーで、精密軸受の最大シェアを誇るドイツのベアリングメーカーSCHAEFFLER社が開発したグリスレスのベアリングシステムです。
特殊加工されたカップにG5相当のセラミックベアリングを組み合わせることで耐久性を確保し、シールドベアリグの抵抗の約30%を占めるグリスによる摩擦抵抗をなくす事が可能になりました。
このおかげでスタンダードベアリングに比べ9倍も「転がる」ベアリングシステムとして登場から10年以上経った今でも現役で採用され続けているカンパニョーロの看板製品です。
現行BORA ONEは前輪と後輪でベアリングサイズが異なるのでそれぞれ対応するHB-BO100とHB-HY100を1ペアづつ用意。
ハブに圧入されているカップを抜き出してCULTに使われる心臓部「クロニテクトスチール」製カップを圧入。
タイヤには定番のコルサG2のアメサイドカラーをチョイス。リムブレーキ最高峰であるBORAチューブラーの乗り味楽しんで下さい。お買い上げありがとうございました!
本日はここまで、ありがとうございました。
スポーツバイクメカニック 横山ヨーイチ
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